理由はあったのでしょう…
このホームページでは、花の名前の由来などについても書いていますが、
一般的な図鑑では、その由来についてふれられていない花も多くあります。
私は、もう少し詳しく知りたくて、「語源辞典 植物編」という本を購入しました。

読んでみて、そうか…と思いました。普通の図鑑には、のっていないはずです。
途中で、名前をつけ変えられた花もあるでしょうし、変わらない花もあるでしょうが、
古くから日本人になじんでいる花の名前など、どこからさかのぼればいいのだ…

これは、もう国語学の世界ですね。古くにつけられた花の名前の由来など、明確には
わからないものもあるのでしょう。語源を研究されている方々も多くいらっしゃるようで
結果として諸説が乱立しているものも多くあるようです。


《ウメの花》
極端な例をあげれば、花や葉…植物の
部分の名前ですが、これにも由来はある
のです…当然といえば当然ですが…

花については…
@美しく目立つことから端(ハナ)からきた。
A実より早生(ヤクル)からハナ。
Bもっともシニルことからハナ。
C花は葉が変化したものであることから、
葉(ハ)に接尾辞のナがついた…などなど

どれが正しいのでしょうね。私はウメの花を見ていて、Aかなと思いましたが…
もちろん昔の人がウメの花を見て、花と名づけた可能性は0ですが…というのも…

ウメは古くから日本にありましたが…それでも歴史的にいえば、原産は中国で
日本に入ってきたのは、奈良時代の前だということです。花という名称は、
当然、その前から使われていたでしょうから…

さて、葉については…これなんかは、一つの説によれば、人間がすでにもって生まれる
歯と語源がいっしょだそうです。(生まれたときは、歯は生えていませんね…
まあ、いいじゃないですか。だからこそ、語源がいっしょになったのです。)

歯は口から生え、葉は茎から生える。その生(ユ)の語根のハからきているそうです。
この他にも諸説ありますが、かなり難しくなってきます。

研究者の方々は、やはり古い文献などを見ながら熱心にやられているんでしょう…
なにもそこまで…と思ってしまいますが、やはりそこは研究者のサガなのでしょう…
でも、確かにその作業はおもしろそうですね。(絶対、やろうとは思いませんが…)

※細かい花の名前の由来については、当ホームページの「季節の花(索引)」の中で
だんだんと充実させていきたいと考えております。

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