タンポポ(蒲公英)…変な名前ですねぇ。(どこが!)ほら、「ポポ」って…
昔から使われてきた日本語で半濁音(パピポペポ)が2つ続く言葉って他にあるでしょうか。
例えば、パパ…あ〜っ、都合が悪いので、これは例外とします。(おい!)
気を取り直して…ピピ・ププ・ペペ・ポポ・パピ・プペ…がつく言葉、ありそうもないですね。
(パパは外来語ですので…)
さて、どうしてこんな名前がつけられたのでしょうね。(素敵な名前ではありますが…)
いろいろな説があり、一概にこれだということはできないようなのですが…
《タンポポの花、鼓に似ている?》 |
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【1】タンポポは別の名前で「鼓草(ツヅミグサ)」とも
呼ばれているそうです。
花が開きかけているのを横から見ると、楽器の
鼓の形に似ている、あるいは、茎を切り取り、
その茎の両端に細かく切れ込みを入れると
両端が巻いて、鼓の形のようになることから、
この名がつけらたということです。
柳田国男さんの説では、このことから、「鼓」を
たたく音の擬音「タン♪ポ♪ポ♪」から、
タンポポになったということです。 |
《タンポポの花と食用にもなった葉》 |
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【2】大言海(ものものしい名前ですが、ものものしい
国語辞典のようです。)によると…
タンポポは昔、その葉が食用になることから、
田菜(タナ)と呼ばれており、それが転じて「タン」、
花の後、綿毛が蓬起(ホホケダツ)ことから、「ホホ」
が転じて、「ポポ」…タンポポになったそうです。
そりゃ現在でも「うざったい」が「うざい」となったり、
二日酔い・食べ過ぎ等で出る胃の症状の表現が、
腹立ちの表現に変わってきているようで…
これには、ムカついていつのですが…(あれっ?) |
《タンポポの花と「ホホ」けだつ実》 |
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【3】与謝野寛さんの外来語説というのもあるそう
です。
中国ではタンポポは婆婆丁(ババチン)と呼ばれて
いるそうなのですが、昔は、丁婆婆(チンポポ)と
呼ばれていたのだそうです。そのときの名が日本
に伝わり、転じてタンポポになったということです。
私の場合、勝手に転じたり変わったりするな〜
…といいたいところではありますが、こればかりは、
悠久の歴史に思いを馳せ、よかったねと胸をなで
おろす思いです。(チンポポじゃあねぇ〜。)
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タンポポの「ポポ」という、日本語にはない「つづり」が気になった私としては、
【1】の擬音説か、【3】の外来語説を支持したいところですが…
もし、こんな3択問題が出題されたら、どれを選ぶでしょうか。
今のところ全部正解です。 |