よくきく名前 | ||||||
ちょっと心配なところがあって、あまり「この花は薬草である」とか、ましてや「毒である」 ということは、あまり書いていないのですが、身近な野の花について調べものをすると、 けっこうな確率で、その花が薬草であることが図鑑に書かれています。 気になって詳しく調べたところ、けっこうな確率なんてものではなく、身近な野の花だと 思っている花が、薬草一覧に名をつらねています。また、薬になるものは毒にもなると いったところでしょうか…同じものが毒のある植物として紹介されていたりもします。 くれぐれも、道端でやたらと草をむしって、ほおばり、ムシャムシャと食べないように… その人の体も心配なのですが…それを見たまわりの人が怖がりますので… (私は食べません。なにより、犬のオシッコ、かかっているのでは…と心配で…) しかし、この植物を食べたら病気がよくなったとか、死んでしまったとか… それを身をもってしらしめた昔の人…後者には、なりたくはないものです。 前ふりが長くなりましたが、本題、そう「よく聞く名前」ではなく…「よく効く名前」です。 「ゲンノショウコ」「ヒキオコシ」、この2つの野の花は薬草なのですが… いかにも、よく効きそうな名前ではありませんか?(…自信がなくなってきました。) 「ヨクナオル」とか「スグキク」という直接的な名前のものは、ありませんでしたので… ちょっとひねりをくわえているんですね。 (「タチドコロ(立野老)」という植物は、あるのですが…関係ないみたいですね。)
数年前まで私も知らなかったのですが…民間薬の王様として有名なようで、 イシャシラズ(医者不知)という異名ももっているそうです。
旅の行者(たちどころに、起き上がり)「…わ、私は…どうしたのでしょう?」 弘法大師「おお、ようなったか。無理は関心せんな。」 旅の行者「こっ…これは、もしや弘法大師様では…あっ…ありがとうございます。」 弘法大師「まあよい。これで大丈夫であろう。旅を続けるがよい。」(立ち去る) …行者は無事に旅を続けることができたとさ。めでたし、めでたし。(以上、空想劇団) かなり調子にのってしまいましたが…この故事(弘法大師が旅の行者を引き起こした) から「ヒキオコシ(引起し)」と名がつけられたということです。 また、同様の理由で、「エンメイソウ(延命草)」ともいわれているそうです。 どうでしょう。いささか心配だったのですが…(空想劇団でごまかした感はありますが…) 「よく効く名前」ガッテンしていただけたでしょうか。 ガッテン、ガッテン、ガッテン、ガッテン、ガッテン…(だといいのですが…)終わります。 |
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